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先日、ぎっくり腰になった話を記事にしました。
▶ 昨日ぎっくり腰になった。58歳が痛みの中で気づいた50代の腰痛対策と予防
あれから腰はだいぶ楽になりましたが、動かし方によってはまだ痛みがあります。
そんな中、知り合いに「アリナミンがいいよ」と勧められて試してみました。
飲んでみると、気持ち楽になった気がしたのです。
でも、ふと疑問が湧きました。
「アリナミンって、なぜ肩こりや腰痛に効くんだろう?」
痛み止めとは違う作用機序のはずです。
気になったので調べてみました。

知り合いにアリナミンが腰痛にいいって聞いて飲んでみたんだけど、そもそもなんで効くのか気になったんだよ。

痛み止めとは違う仕組みなんですよね。調べてみると、ビタミンB群が関係しているみたいです。
編集長が買ったアリナミン
【第3類医薬品】アリナミンメディカルゴールド 105錠
アリナミンの正体は「ビタミンB群」だった

アリナミンは痛み止め(鎮痛剤)だと思っている方も多いかもしれません。
しかし実際は、ビタミンB群を中心とした成分で構成された医薬品です。
痛みを直接ブロックするのではなく、まったく違うアプローチで肩こり・腰痛にアプローチしています。
中心成分は「フルスルチアミン」というビタミンB1の誘導体
アリナミンシリーズに共通して配合されているのが、フルスルチアミンというビタミンB1の誘導体です。
通常のビタミンB1は水に溶けやすい性質があるものの、体内への吸収効率には限界があります。
フルスルチアミンはこの欠点を改良し、脂に溶けやすい性質に変えることで、細胞まで効率よく届きやすくなっています。
つまり、普通にビタミンB1を摂取するより、フルスルチアミンの形にすることで、体の中に効率よく取り込めるように工夫されているのです。
ビタミンB6・B12も組み合わされている
ビタミンB6は、たんぱく質の分解を助けてエネルギー代謝を支える補酵素としての役割があり、神経伝達物質の合成にも関わっています。
ビタミンB12も同様にたんぱく質の代謝に関わる補酵素で、神経機能を維持する働きを持っています。
商品によっては、血行を促進するビタミンEなども追加で配合されています。
なぜビタミンB群が肩こり・腰痛に効くのか。仕組みを整理する

痛み止めのように炎症や痛みを直接ブロックするわけではないのに、なぜアリナミンが肩こり・腰痛に効くと言われるのか。
その仕組みを整理します。
仕組み①|疲労物質を分解してエネルギー代謝を助ける
ビタミンB1は、体内でエネルギーを作り出す過程に欠かせない栄養素です。
特に、疲労の原因となる乳酸という物質を分解する働きがあるとされており、これにより疲労の蓄積が和らぐと考えられています。
ビタミンB群全体としても、代謝の乱れを整えてエネルギー産生をサポートする役割を担っています。
肩こりや腰痛は、筋肉の疲労・血行不良が背景にあることが多いです。
エネルギー代謝が改善されることで、こわばった筋肉の状態が和らぎやすくなると考えられています。
仕組み②|神経や筋肉に直接行きわたる
フルスルチアミンは腸から吸収された後、体内で活性型のビタミンB1に変換され、神経や筋肉といった組織にまで届けられます。
これにより、神経痛や筋肉痛に対しても作用を発揮するとされています。
つまり、単に栄養を補給するだけでなく、痛みやこりが起きている神経・筋肉の組織そのものに直接働きかけることで、症状の緩和につながると考えられています。
仕組み③|末梢の血液循環を改善する
配合されるビタミンEなどの成分には、末梢の血液循環を改善する働きがあるとされています。
これにより神経や筋肉組織への酸素・栄養の供給が促され、老廃物の排出も助けられると考えられています。
肩こり・腰痛の多くは、血行不良によって筋肉に酸素や栄養が行き渡らず、老廃物が溜まることで悪化します。
血液循環が改善されることで、この悪循環を断ち切る助けになると考えられています。
痛み止めとの違いを整理する
痛み止め(NSAIDsなど)は、炎症や痛みの信号を一時的にブロックする作用があります。
即効性がありますが、原因そのものを改善するわけではありません。
一方、アリナミンのようなビタミンB群製剤は、疲労物質の分解・神経や筋肉組織への働きかけ・血行改善という形で、痛みやこりの背景にある身体の状態に間接的にアプローチします。
即効性は痛み止めほど強くない場合もありますが、根本的な疲労回復をサポートする役割があると言えます。
ぎっくり腰回復期のわたしには、どう活用すべきか

仕組みがわかったところで、自分の今の状態にどう活用すべきかを整理します。
急性期は痛み止め、回復期はビタミンB群という使い分け
ぎっくり腰になった直後の急性期(強い炎症・痛みがある時期)は、痛み止めで炎症と痛みを抑えることが優先されます。
一方、わたしの今の状態のように、痛みのピークは過ぎて「動かし方によっては痛い」という回復期に入った段階では、疲労した神経・筋肉の回復をサポートするビタミンB群が役立つタイミングだと考えられます。
知り合いに勧められたタイミングが、ちょうど良かったのかもしれません。
「気持ち楽になった」感覚は、的外れではなさそうだ
アリナミンを飲んで「気持ち楽になったかも」と感じたわたしの感覚は、調べてみると的外れではなさそうです。
エネルギー代謝の改善・神経や筋肉への直接的な働きかけ・血行促進という複数の作用が、疲労した腰まわりの組織の回復をサポートしている可能性があります。
1ヶ月使用しても改善しない場合は医療機関へ
一般的に、関節痛や眼精疲労などの緩和を目的に服用する場合、1ヶ月ほど使用しても症状が改善しないときは、服用を中止して医師や薬剤師に相談することが推奨されています。
アリナミンはあくまで疲労回復・症状緩和をサポートするものであり、根本的な治療薬ではありません。
わたしの場合は経過観察中ですが、症状が長引く場合は、自己判断せず医療機関を受診することが大切です。
50代男性の慢性的な疲労・肩こりにも応用できそう
今回はぎっくり腰の回復期に使いましたが、調べていて気づいたことがあります。
50代になると、加齢による代謝の低下・慢性的な肩こりや腰の重さに悩む方が多くなります。
こうした慢性的な疲労症状にも、ビタミンB群によるエネルギー代謝のサポートは有効な選択肢になりそうです。
以前の記事でお伝えしたテストステロンや夏バテの話とも通じる、「身体の内側からのケア」という共通点があります。
テストステロンと疲労の関係についてはこちらもあわせてどうぞ。
▶ 50代男性とテストステロン。「やる気・体力・気力」が落ちた原因はここにあった
まとめ:アリナミンは「痛みを消す」より「回復をサポートする」薬だった
アリナミンがなぜ肩こり・腰痛に効くのか、調べてみてわかったことを整理します。
アリナミンの中心成分は、吸収率を高めたビタミンB1誘導体「フルスルチアミン」です。
これにビタミンB6・B12などが組み合わされ、疲労物質の分解・神経や筋肉への働きかけ・血行改善という3つの作用を通じて、肩こりや腰痛の背景にある身体の状態にアプローチします。
痛み止めが「痛みの信号を一時的にブロックする」のに対し、アリナミンは「疲労した組織の回復をサポートする」という、まったく異なるアプローチです。
わたしの場合、ぎっくり腰の急性期は痛み止めで対処し、痛みのピークが過ぎた回復期にアリナミンを試したタイミングは、理にかなっていたようです。
「気持ち楽になった」という感覚も、調べてみると納得できるものでした。
ただし、1ヶ月使用しても改善しない場合は医療機関を受診することが推奨されています。
アリナミンはあくまで症状緩和・疲労回復のサポートであり、根本的な治療ではないことを理解した上で活用することが大切です。
「なんとなく効きそう」で終わらせず、なぜ効くのかを知ることで、より納得して付き合えるようになりました。
同じ疑問を持っていた方の参考になれば嬉しいです。
ぎっくり腰の対処法と予防についてはこちらの記事もあわせてどうぞ。
▶ 昨日ぎっくり腰になった。58歳が痛みの中で気づいた50代の腰痛対策と予防
編集部あとがき:「なぜ効くのか」を知ると、安心して使えますね

こんにちは、編集部のみさえです。
今回の記事を読んで、「なんとなく効きそうだから飲む」のと「仕組みを理解して飲む」のとでは、安心感が全然違うなと感じました。痛み止めとビタミンB群、それぞれ役割が違うというのも勉強になりました。急性期と回復期で使い分けるという考え方は、腰痛だけでなく他の体調不良にも応用できそうですね。腰、無理せずゆっくり治してください!

